📘 単元:文字式の表し方・代入と式の値
🔹 1. 公式・基本事項
文字式の表し方
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乗法(かけ算):記号「×」を省略し、数と文字の積は数を前に書く。
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例:3 × a → 3a
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除法(わり算):分数の形で表す。
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例:a ÷ 4 → a/4
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累乗(べき乗):同じ文字の積は指数を使って表す。
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例:a × a × a → a³
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代入と式の値
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代入:式の中の文字に数値を入れること。
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式の値:代入して計算した結果の値。
🔹 2. 解き方の考え方
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文字式の変換:省略されている記号を補って明確な式にする。
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代入:文字に指定された数値を代入する。
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計算:四則演算の順序に従って計算する。
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符号の注意:負の数を代入する際は括弧を使用して計算ミスを防ぐ。
📝 基本例題と解答
例題1:a = 3 のとき、4a の値を求めなさい。
解き方:
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文字式を明確に:4a = 4 × a
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代入:4 × 3
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計算:12
解答:12
例題2:b = -2 のとき、-5b の値を求めなさい。
解き方:
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文字式を明確に:-5b = (-5) × b
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代入:(-5) × (-2)
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計算:10
解答:10
例題3:y = 1/3 のとき、1 – 2y の値を求めなさい。
解き方:
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文字式を明確に:1 – 2y = 1 – 2 × y
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代入:1 – 2 × (1/3)
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計算:1 – 2/3 = 1/3
解答:1/3
例題4:x = 1/2 のとき、1/x の値を求めなさい。
解き方:
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代入:1 ÷ (1/2)
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計算:1 × 2 = 2
解答:2
🏋️ 練習問題と解答
問題1:x = 4 のとき、次の式の値を求めなさい。
(1) x + 3
(2) 3x – 9
(3) 3 – 2x
(4) 12 ÷ x
解答:
(1) 4 + 3 = 7
(2) 3 × 4 – 9 = 12 – 9 = 3
(3) 3 – 2 × 4 = 3 – 8 = -5
(4) 12 ÷ 4 = 3
問題2:a = -5 のとき、次の式の値を求めなさい。
(1) -3a
(2) -a²
(3) (-a)²
解答:
(1) -3 × (-5) = 15
(2) -(-5)² = -25
(3) (-(-5))² = 25
問題3:x = 3, y = -2 のとき、次の式の値を求めなさい。
(1) 11 – 3x
(2) 24 ÷ y
(3) -3x²
(4) -1/3x – 4y
解答:
(1) 11 – 3 × 3 = 2
(2) 24 ÷ (-2) = -12
(3) -3 × 3² = -27
(4) -1/3 × 3 – 4 × (-2) = -1 – (-8) = 7
【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |