- 一般推薦では個人面接は全員、集団討論は必要と判断した学校だけ、小論文か作文などは学校が1つ以上を選ぶと要綱が定めています。
- 令和9年度(2027年1月実施)の別表4では、国立が調査書450・面接150・小論文300、立川が500・100・400、国分寺が400・150・250です。
- 多摩の11校を並べると調査書はどこも総合成績の50%(上限)で、違いは面接と小論文の分け方でした。小論文の割合は20%から40%まで幅があります。
- 推薦の調査書点は9教科の評定をそのまま足した45点満点から換算し、評定1は国立で10点、3校とも総合成績の約1.1%にあたります。
- 観点別評価の活用方法一覧(別表4 付表)に載るのは令和9年度は7校で、国立・立川・国分寺は評定を使うため載っていません。
- 検査時間や小問の数は都教委の「テーマ等一覧」、得点の散らばりは国分寺高校などが公表する得点分布で補えます。
国立は450・150・300。立川は500・100・400。国分寺は400・150・250
都立高校の推薦で、何が何点になるか。答えは、学校ごとに並んだ3つの数字に全部書いてあります。左から、調査書・個人面接・小論文の満点です。同じ推薦でも、立川は小論文が400点、国分寺は250点。面接は立川が100点、国立と国分寺が150点です。
この数字は、東京都教育委員会が毎年9月に出す要綱の「別表4」に載っています。このページは、令和9年度入学者選抜(推薦の検査は2027年1月)の別表4を実際に開き、読み方を説明します。小論文や作文の書き方には踏み込みません。扱うのは、配点表という資料の読み方だけです。
このページで分かること
- 推薦で全員が受けるものと、学校によって違うもの(要綱の条文)
- 別表4のどの列を見れば、調査書・面接・小論文の配点が分かるか
- 国立・国分寺・立川など多摩の11校を並べると、どこが同じでどこが違うか
- 調査書点の計算式と、評定1の重さ
- 配点表には載っていないこと(得点の散らばり・評価の観点)を、どの資料で補えるか
全員が受けるのは個人面接。集団討論は「必要と判断した」学校だけ
要綱は、一般推薦の検査をこう定めています。「一般推薦の志願者全員に個人面接を実施する。集団討論については、必要と判断した都立高校において実施することができる」。続けて、小論文又は作文、実技検査、その他学校が設定する検査のうちから「いずれか一つ以上」を実施する、とあります(東京都教育委員会, 2026a)。
整理すると3つです。
- 個人面接は、どの学校でも全員が受けます。
- 集団討論は、学校が必要と判断したときだけです。
- 小論文か作文などは、学校が1つ以上を選びます。小論文にするか作文にするかも学校が決めます。
選考の中心は「総合成績」です。調査書、個人面接(集団討論を行う学校はそれも含む)、小論文又は作文などの点を合わせたものです。要綱は、このほかに志望や自己PRカードなどの資料も使い、推薦書の推薦理由にも配慮すると定めています。自己PRカードは点数にならず、面接の資料と、同点のときの順位づけに使われます(東京都教育委員会, 2026a)。
調査書の点数化には、2つのやり方があります。9教科の評定(通知表の5段階)を使うか、観点別学習状況の評価(教科ごとに3つの観点をA・B・Cで評価したもの。9教科で27観点)を使うかです。学校はどちらか一方を選びます。評定を使う場合、「特定の教科の評定に比重をかけることは行わない」と決められています(東京都教育委員会, 2026a)。
令和9年度の推薦の検査は2027年1月26日と27日、発表は2月2日です(東京都教育委員会, 2026a)。推薦では、出願後に志望校を変えることはできません(東京都教育委員会, 2026c)。
資料の読み方——別表4は、左から8つの列だけ見ればよい
別表4は「令和9年度入学者選抜実施方法一覧」という名前のPDFです。105ページが表紙、106ページからが学校ごとの表です。全日制の普通科は「普通教育を主とする学科」というファイルに入っています。国分寺は進学重視型単位制なので、別のファイル(114ページ)です。国立は111ページ、立川は110ページにあります(東京都教育委員会, 2026a)。
表は横に長く、推薦・第一次募集・第二次募集が1行に並んでいます。推薦で見るのは左側だけです。
| 列の名前 | 何が書いてあるか | 国立の行(令和9年度) |
|---|---|---|
| 推薦枠 割合(%) | 募集人員のうち推薦で取る割合の上限 | 20 |
| 文化・スポーツ等特別推薦の有無 | 実施する学校に○ | - |
| 観点別学習状況の評価/評定 | 調査書をどちらで点数化するか。使うほうに○ | 評定に○ |
| 調査書 | 調査書点の満点 | 450 |
| 個人面接 | 個人面接の満点 | 150 |
| 集団討論 | 実施しない学校は「-」 | - |
| 小論文・作文 | どちらを課すかと、その満点 | 小論文 300 |
| 実技検査・学校設定検査 | 実施しない学校は「-」 | - |
読み間違えやすいのは、個人面接と集団討論の2列です。2つの欄は細く、隣り合っています。数字がどちらの欄にあるか、列の見出しと罫線を目で追ってください。集団討論を行う学校では、2つの欄がつながって1つの数字が入っています。たとえば調布南がこの形で、2つの欄を合わせて300点です(東京都教育委員会, 2026a)。
推薦枠の「20」は割合です。何人なのかは、この表には書いてありません。表紙に「各学校の募集人員は、10月頃に発表する予定」とあります。人数は、10月下旬に出る募集案内で確かめます(東京都教育委員会, 2026a)(東京都教育委員会, 2026c)。
多摩の11校を並べる——調査書はどこも半分、違うのは残りの分け方
国立・国分寺・立川に、多摩地域の都立高校からこちらで任意に選んだ8校を加えて、令和9年度の別表4から11校を抜き出しました。数字は表の該当行をそのまま読んだものです。合計と割合は、こちらで計算しました。
| 学校(令和9年度) | 調査書 | 個人面接 | 集団討論 | 小論文 | 合計 | 小論文の割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 国立 | 450 | 150 | - | 300 | 900 | 33.3% |
| 国分寺 | 400 | 150 | - | 250 | 800 | 31.3% |
| 立川 | 500 | 100 | - | 400 | 1000 | 40% |
| 八王子東 | 500 | 100 | - | 400 | 1000 | 40% |
| 武蔵野北 | 450 | 150 | - | 300 | 900 | 33.3% |
| 日野台 | 450 | 150 | - | 300 | 900 | 33.3% |
| 町田 | 450 | 150 | - | 300 | 900 | 33.3% |
| 小金井北 | 500 | 200 | - | 300 | 1000 | 30% |
| 昭和 | 500 | 200 | - | 300 | 1000 | 30% |
| 調布北 | 500 | 200 | - | 300 | 1000 | 30% |
| 調布南 | 500 | 300(個人面接と集団討論) | 200 | 1000 | 20% | |
表から読めることは3つあります(東京都教育委員会, 2026a)。
1つ目。調査書は11校とも、ちょうど半分です。国立は900点のうち450点、国分寺は800点のうち400点、立川は1000点のうち500点。別表4の表紙には「総合成績に占める調査書点の割合の上限を50%」とあります。11校は、どこも上限いっぱいに置いています。
2つ目。違いは、残り半分を面接と小論文にどう分けるかです。立川と八王子東は面接10%・小論文40%。国立・武蔵野北・日野台・町田は面接16.7%・小論文33.3%。小金井北・昭和・調布北は面接20%・小論文30%。国分寺は面接18.8%・小論文31.3%です。
3つ目。この11校は、全校が「小論文」です。作文を課す学校はありませんでした。集団討論を行うのは調布南の1校です。
合計の満点が900点か1000点かは、学校どうしを比べるときには意味がありません。総合成績は、その学校を受けた人のなかで順位をつけるための点です。見るべきは割合です。
なお、国立・立川・国分寺の3校は、令和8年度(2026年1月実施)の別表4でも同じ配点でした(東京都教育委員会, 2025)。ただし、配点は学校が毎年定め直せます。来年度も同じとは限りません。
調査書点の計算——推薦では、評定1はどの教科も同じ重さ
別表4の表紙に、式が書いてあります。評定を使う学校では「各受検者の調査書点=各受検者の評定の得点×調査書点の満点÷評定の満点(45点)」です(東京都教育委員会, 2026a)。
45点は、9教科×5です。ここが一般入試と違います。一般入試(学力検査に基づく選抜)では、5教科の検査を行う学校なら、検査をしない実技4教科の評定を2倍にして、65点満点で数えます。推薦では、9教科をそのまま足します。国語の1も、音楽の1も、同じ1です(東京都教育委員会, 2026a)。
式に3校の満点を入れます。
| 学校 | 調査書点の満点 | 評定1あたり(計算) |
|---|---|---|
| 国立 | 450 | 450÷45=10点 |
| 立川 | 500 | 500÷45=約11.1点 |
| 国分寺 | 400 | 400÷45=約8.9点 |
国立なら、評定の合計が45の人は450点、43の人は430点。差は20点です。小論文は300点満点ですから、評定1は小論文の30分の1にあたります。割り切れない学校で端数をどう扱うかは、別表4には書かれていません。
点数は学校で違いますが、総合成績に対する重さは3校とも同じです。調査書が総合成績の半分で、評定の満点が45点なら、評定1は総合成績の90分の1、約1.1%になります。配点表の数字が大きい学校ほど内申が重い、というわけではありません。
観点別評価の「活用方法一覧」は、どう読むか
別表4には「付表」が付いています。題は「令和9年度推薦実施校における観点別学習状況の評価の活用方法一覧」。評定ではなく観点別評価を調査書点に使う学校が、どの観点を何点にするかを公表している表です(東京都教育委員会, 2026b)。
まず確かめること。国立・立川・国分寺は、この付表には載っていません。3校は別表4で「評定」に○が付いています。令和9年度の付表に載っているのは7校で、要綱が観点別評価を使うと定めているエンカレッジスクールなどです(東京都教育委員会, 2026a)(東京都教育委員会, 2026b)。
志望校が載っている場合の読み方は、次のとおりです。
- 横に9教科、その下に3つの観点(知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度)が並びます。全部で27の欄です。
- 縦にA・B・Cの3行があり、それぞれの欄に点数が入っています。自分の通知表のA・B・Cを当てはめて足します。
- 右端の「得点の満点」と「重視している教科や観点」を見ます。
例を2つ挙げます。蒲田高校は、27の欄がすべてA=9点・B=6点・C=3点で、満点は243点。重視は「全教科・全観点」です。秋留台高校は、Aの点が教科ごとに5・5・10と並び、3つ目の観点(主体的に学習に取り組む態度)だけ2倍です。満点は180点です(東京都教育委員会, 2026b)。
こうして出した得点を、調査書点の満点に換算します。蒲田は調査書点が300点満点なので、243点満点の得点を300点満点に直します。式は別表4の表紙にあります(東京都教育委員会, 2026a)。
何分で、小問がいくつ出たか——都教委の「テーマ等一覧」
配点表には、検査時間も問題の数も書いてありません。それを補うのが、都教委が毎年まとめる「推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査、集団討論のテーマ等一覧」です。平成25年度から令和8年度までの分が、都教委の「学力検査問題等」のページに並んでいます(東京都教育委員会, 2026d)。
令和8年度(2026年1月実施)の一覧で、3校の行を読みました。
| 学校(令和8年度) | 種別 | 検査時間 | 小問の数 |
|---|---|---|---|
| 国立 | 小論文が2つ | 60分と60分 | それぞれ小問3つ |
| 立川(普通科) | 小論文 | 50分 | 小問4つ |
| 国分寺 | 小論文 | 50分 | 小問2つ |
見る列は4つです。「種別」(小論文か作文か)、「検査時間」(単位は分)、「問」(小問の数)、「字数」。字数の欄は、「500~600」なら500字以上600字以内、「600」なら600字以内か600字程度、「―」なら字数の指定なし、という意味だと注に書いてあります(東京都教育委員会, 2026d)。
国立の行を例にすると、1つ目の小論文は字数の欄が60・80・200。2つ目は3問とも「―」でした。同じ「小論文 300点」でも、中身は2種類の検査だったことが、この一覧で分かります。テーマの内容そのものは一覧を見てください。ここでは読み方だけを書きます。
集団討論は別の表(別添2)です。令和8年度に載っているのは6校で、多摩では調布南だけでした。1グループ5〜6人で、5人のグループは25分間、6人のグループは30分間とあります(東京都教育委員会, 2026d)。立川高校は「集団討論は、令和3〜8年度は実施していません」と自校のQ&Aに書いています(東京都立立川高等学校, 2026)。
配点表に載っていないこと——実際の点は、どの幅に散らばるのか
面接150点、小論文250点。配点表が教えてくれるのは満点だけです。受けた人の点が、そのなかでどう散らばるのかは分かりません。これを自分で公表している学校があります。
国分寺高校:令和8年度の一般推薦、155人の分布
国分寺高校は「学力検査問題等」のページに、推薦の「小論文・面接点得点分布」を令和5年度から8年度まで4年度分載せています。令和8年度(2026年1月実施)の受検者は155人でした(東京都立国分寺高等学校, 2026)。
| 令和8年度・国分寺(155人) | 満点 | 人がいた階級 | いちばん多い階級 |
|---|---|---|---|
| 個人面接 | 150点 | 31~40点から131~140点まで | 71~80点(28人) |
| 小論文 | 250点 | 71~80点から191~200点まで | 121~130点と141~150点(各26人) |
グラフから読めることを、そのまま書きます。面接は、141点以上が0人でした。小論文は、201点以上が0人でした。面接は71~100点の3つの階級に75人、小論文は121~160点の4つの階級に92人が入っています。155人のうち、面接でおよそ半分、小論文でおよそ6割が、その幅のなかにいたことになります(東京都立国分寺高等学校, 2026)。
この資料から言えるのは、「満点が何点か」と「実際に何点の幅で差がついたか」は別の情報だ、ということです。ただし、これは1校の1年度分です。合格した人だけの分布も、調査書点の分布も、載っていません。
立川高校:評価の観点と、得点分布のグラフ
立川高校は、入試案内のページに評価の観点(面接5項目・小論文4項目)と、令和8年度の得点分布のグラフを載せています(東京都立立川高等学校, 2026)。読み方は、もう一方のサイトの立川高校のページに書きました。
国立高校:過去の小論文の問題は載っている
国立高校のサイトでは、得点分布や評価の観点にあたる資料は見つけられませんでした。推薦の小論文の問題は、令和5〜7年度分が「学力検査問題等」のページにあります。掲載状況は自校作成問題のページにまとめました。
面接で何を確かめるのか——都教委の説明
都教委の受検者向け冊子は、個人面接で確かめることを挙げています。出願の動機・理由、興味・関心、高校生活に対する意欲、自己PRカードの記載内容、中学校での活動の状況、将来の進路希望などです。あわせて「質問の内容を的確に把握し適切に応答する能力や表現力など」を評価する、とあります(東京都教育委員会, 2026c)。
自分の志望校を、自分で確かめる手順
- 9月。都教委の「入学者選抜実施要綱・同細目について」を開き、別表4から志望校の行を探します。調査書・個人面接・集団討論・小論文または作文の4つの数字を書き写します。
- 割合に直す。4つを足して合計を出し、それぞれを合計で割ります。
- 「評定」か「観点別」かを見る。観点別に○がある学校は、付表も開きます。
- 前の年の実績を見る。「テーマ等一覧」で、検査時間・小問の数・字数を確かめます。
- 学校のサイトを見る。「入試案内」に、得点分布・評価の観点・Q&Aが載っていることがあります。
- 10月下旬。募集案内で、推薦の募集人員(人数)を確かめます。
推薦の応募倍率の読み方は倍率のページに、国立高校と国分寺高校の入試全体は国立高校のページと国分寺高校のページに書きました。
このページの限界
- 年度が変われば数字は変わります。配点は令和9年度(2027年1月実施の推薦)の別表4、テーマ等一覧と得点分布は令和8年度(2026年1月実施)のものです。配点も検査の形式も、学校が毎年定め直せます。
- 公表されていないこと。面接と小論文の採点基準の細目、合格者だけの得点分布、調査書点の分布は、今回開いた資料にはありませんでした。令和9年度の推薦の募集人員は、2026年10月3日時点でまだ発表されていません。
- 比べたのは11校だけです。「調査書は半分」「全校が小論文」は、この11校についての話です。都立高校全体の傾向ではありません。
- 扱っていないこと。小論文・作文の書き方、面接の受け答え、文化・スポーツ等特別推薦と理数等特別推薦の選抜方法は扱いません。推薦を受けるべきかどうかの判断も、このページからは出てきません。
- 割合と「評定1あたり」は、こちらの計算です。式は別表4の表紙のとおりですが、端数の扱いは資料に書かれていないため、「約」を付けています。
出典
- 東京都教育委員会 (2026a). 令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目(推薦の検査は2027年1月). 公表ページ・実施要綱本文・別表4 表紙・別表4(普通科)・別表4(進学重視型単位制ほか)
- 東京都教育委員会 (2026b). 令和9年度推薦実施校における観点別学習状況の評価の活用方法一覧(別表4 付表). 別表4 付表
- 東京都教育委員会 (2026c). 令和9年度東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ(日本語版). 案内ページ・冊子
- 東京都教育委員会 (2026d). 令和8年度東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査、集団討論のテーマ等一覧(2026年1月実施). 公表ページ・別添1(小論文・作文、実技検査)・別添2(集団討論)・年度別の入口
- 東京都教育委員会 (2025). 令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目(別表4。2026年1月実施の推薦). 公表ページ・別表4(普通科)・別表4(進学重視型単位制ほか)
- 東京都立国分寺高等学校 (2026). 学力検査問題等(令和8年度 推薦に基づく選抜における各検査の得点分布。2026年10月3日取得). 国分寺高校 学力検査問題等
- 東京都立立川高等学校 (2026). 入試案内(令和9年度 受検に関するQ&A、令和9年度 推薦に基づく選抜の評価の観点、令和8年度 各検査の得点分布。2026年10月3日取得). 立川高校 入試案内
なお、当サイトの運営者は、武蔵境駅北口で武蔵野個別指導塾(講師1名に生徒1名の完全個別指導)を運営しています。国立・国分寺から通う場合の所要時間と、向かない人は運営者についてに書きました。
このページのまとめ
- 一般推薦では、個人面接は全員が受けます。集団討論は必要と判断した学校だけ、小論文か作文などは学校が1つ以上を選びます。
- 配点は要綱の別表4にあります。見るのは、調査書・個人面接・集団討論・小論文または作文の列です。
- 令和9年度は、国立が450・150・300、立川が500・100・400、国分寺が400・150・250です。
- 多摩の11校を並べると、調査書はどこも総合成績の50%(上限)。違いは面接と小論文の分け方で、小論文は20%から40%まで幅がありました。
- 推薦の調査書点は9教科の評定をそのまま足した45点満点から換算します。評定1は、3校とも総合成績の約1.1%です。
- 配点表に載らない検査時間や小問の数は都教委の「テーマ等一覧」で、得点の散らばりや評価の観点は学校のサイトで補えます。
- どの数字も年度で変わります。9月の要綱と10月下旬の募集案内で確かめ直してください。
よくある質問
都立の推薦では、面接と集団討論は全員が受けるのですか。
個人面接は一般推薦の志願者全員に実施されます。集団討論は「必要と判断した都立高校において実施することができる」とされ、実施するかどうかは学校ごとに別表4で確かめます(東京都教育委員会, 2026a)。
国立・立川・国分寺の推薦の配点は、それぞれ何点ですか。
令和9年度(2027年1月実施)は、国立が調査書450・個人面接150・小論文300、立川が500・100・400、国分寺が400・150・250です。3校とも集団討論の欄は「-」です。配点は毎年定め直されるので、9月の要綱で確かめてください(東京都教育委員会, 2026a)。
推薦の調査書点は、どう計算しますか。
評定を使う学校では、9教科の評定の合計(45点満点)に「調査書点の満点÷45」を掛けます。実技教科を2倍にする一般入試とは違い、特定の教科に比重はかけません。国立なら評定1あたり10点です(東京都教育委員会, 2026a)。
観点別評価の活用方法一覧は、国立や立川を受ける人にも関係がありますか。
令和9年度の付表に載っているのは観点別評価を調査書点に使う7校で、国立・立川・国分寺は載っていません。3校は別表4で「評定」に○が付いています(東京都教育委員会, 2026a)(東京都教育委員会, 2026b)。
小論文や面接で実際に何点くらい取れているのかは、分かりますか。
学校によります。国分寺高校は令和8年度の一般推薦155人の得点分布を公表しており、個人面接(150点満点)は71~80点の階級が28人で最多でした(東京都立国分寺高等学校, 2026)。立川高校も分布のグラフと評価の観点を載せています(東京都立立川高等学校, 2026)。