国立・国分寺 高校受験の公表資料ノート国立市・国分寺市から都立の上位校を受ける家庭向けに、配点表・自校作成問題・倍率を、東京都教育委員会の資料の読み方として説明する

最終更新:2026年10月3日

換算内申の計算——都立一般入試 1000 点の内訳を要綱で読む

都立の一般入試では、実技4教科の評定は2倍で数えます。令和9年度の要綱と別表、都教委の検討委員会報告書を開き、65点満点の式と、評定1が当日のテストの何点分にあたるかを計算します。

この記事の要点
  • 令和9年度の一般入試(第一次募集)は、学力検査700点+調査書点300点+スピーキングテスト20点の1020点満点です。
  • 調査書点は、5教科の評定×1と実技4教科の評定×2を足した65点満点を300点に直します。小数点以下は切り捨てです。
  • 実技を2倍にするのは、授業時数では24%の実技4教科が、1.3倍の時代は総合得点の15%にとどまり、軽視が心配されたためと検討委員会は説明しています。
  • 評定1の差は、5教科なら調査書点で約4.6点(当日の素点で約3.3点)、実技なら約9.2点(約6.6点)にあたります(こちらの計算)。
  • 国立・国分寺は国数英の自校作成校ですが、別表4の行は1倍・2倍・7:3・700・300・20で、調査書の扱いは他の都立高校と同じです。
  • 2倍の計算方法は検討委員会で議論が続いており、変えるなら制度全体で整理し、周知期間も考慮して検討するとされています。

音楽の5と4の差は、当日のテストの約6.6点分。国語なら約3.3点分

通知表の音楽が4から5に上がると、都立の一般入試では、当日のテストの素点で約6.6点を取ったのと同じになります(要綱の式から、こちらで計算)。国語が4から5に上がっても、約3.3点分です。同じ「1」なのに、2倍ちがいます。

理由は、東京都教育委員会の要綱に書いてある1行の式です。検査をする5教科の評定は1倍、検査をしない実技4教科の評定は2倍で数える。これが、塾や学校で「換算内申」と呼ばれているものの正体です。換算内申とは、9教科の評定を入試用に数え直した点のことで、要綱の言葉では「評定の得点」といいます。

このページは、令和9年度入学者選抜(学力検査は2027年2月21日)の要綱と別表を実際に開き、その式を読みます。国立高校・国分寺高校を受ける人を例に、計算もします。

このページで分かること

  • 一般入試の1020点満点が、何と何でできているか(要綱の条文)
  • 換算内申の「65」がどこから来て、調査書点300点にどう直すか
  • 実技4教科を2倍にするのはなぜか(都教委の検討委員会の説明)
  • 評定1の差が、当日の学力検査の何点分にあたるか
  • 自校作成校の国立・国分寺でも、調査書の扱いは同じか

1020点の内訳——当日700点、調査書300点、スピーキング20点

まず全体です。要綱は、学力検査の得点と調査書点の合計を「1000点を満点とする」と定めています。そこにスピーキングテスト(中学3年生が受ける英語の話す力のテスト、ESAT-J)の結果を20点満点で足します。この合計を「総合得点」といい、1020点満点です(東京都教育委員会, 2026a)。

1000点の分け方は、全日制では原則として7:3です。学力検査が700点、調査書が300点になります。当日のテストは5教科で、各教科100点満点、各50分です。合計500点を700点に直すので、当日の素点は1.4倍されます(東京都教育委員会, 2026a)。

部分(令和9年度・第一次募集)もとの満点換算後の満点
学力検査(国数英社理)500点(100点×5教科)700点
調査書点65点(換算内申)300点
スピーキングテストA〜Fの6段階20点
合計(総合得点)—1020点

スピーキングテストは、Aが20点、Bが16点、Cが12点、Dが8点、Eが4点、Fが0点です(東京都教育委員会, 2026a)。面接や小論文を行う学校は、その点を総合得点に足して「総合成績」にします。国立と国分寺の第一次募集は、面接・小論文・実技検査の欄がどれも「-」です。つまり、1020点で決まります(東京都教育委員会, 2026b)。

なぜ7:3なのか。都教委の検討委員会は、平成26年1月の報告書を引いて、こう説明しています。「学力検査の出題の範囲が三年間、調査書の学習の記録が中学校3学年の1年間であり、その比率は3:1に近いことが望ましいことから、7:3と設定する」(東京都教育委員会, 2026e)。当日の試験は3年分、調査書は1年分。だから3対1に近い7対3、という理屈です。

換算内申の式——「65」はどこから来るのか

別表4(学校ごとの選抜方法の一覧)の表紙に、式がそのまま載っています(東京都教育委員会, 2026b)。

各受検者の調査書点 = 評定の得点 × 調査書点の満点 ÷ 評定の満点

「評定の得点」の数え方は、要綱の条文で決まっています。「学力検査を実施する教科は評定数値を1倍、学力検査を実施しない教科は評定数値を2倍して、調査書点を算出する」(東京都教育委員会, 2026a)。5教科で検査をする学校なら、次のようになります。

教科数え方満点
国語・数学・英語・社会・理科評定×15×5=25
音楽・美術・保健体育・技術・家庭評定×25×4×2=40
合計(評定の満点)—65

これが「65」です。別表4の表紙には「評定の満点は、学力検査の教科が5教科の場合は65点、3教科の場合は75点」と書いてあります(東京都教育委員会, 2026b)。3教科の場合は、社会と理科も2倍の側に回ります。国立・国分寺の第一次募集は5教科なので、65点を使います。

都教委の冊子には、計算例も載っています。国語5・社会4・数学3・理科3・英語5、音楽3・美術4・保健体育5・技術・家庭3の生徒です。5教科の合計が20点、実技4教科は(3+4+5+3)×2で30点。足して50点です。調査書点は「300点×50点÷65点=230点」。注として「小数点以下が発生した場合は切り捨て」とあります(東京都教育委員会, 2026d)。

もう1つ、大事な前提があります。使う評定は、中学3年生のものだけです。要綱は、令和8年12月31日現在の3年生の評定を成績一覧表に書くこと、その際「第3学年の第一学期及び第二学期の成績を十分参考とする」ことを定めています(東京都教育委員会, 2026a)。1年生と2年生の通知表は、この式に入りません。

実技4教科は、なぜ2倍なのか

「受験に関係ない教科なのに、なぜ2倍なのか」。よく聞かれる問いです。答えは、都教委の入学者選抜検討委員会の報告書に、はっきり書いてあります。2026年9月に出た令和9年度の報告書が、平成26年1月の議論を抜き出して載せています(東京都教育委員会, 2026e)。

出発点は授業時間です。報告書によると、中学3年生の総授業時数のうち、実技4教科は24%を占めます。ところが、2倍にする前の数え方(1.3倍)では、総合得点に占める実技4教科の割合は15%でした。授業では4分の1近いのに、入試では15%。報告書は、これでは「実技4教科を軽視する風潮が生じることが懸念される」と書いています(東京都教育委員会, 2026e)。

そこで2倍にする案が審議されました。主な意見として、実技4教科は「知」「徳」「体」をバランスよく育むうえで重要だ、という声が並びます。そして「中学校で学習する全ての教科が大切であることをメッセージとして伝えることができる」として、2倍に決めました。平成28年度入学者選抜からの制度です(東京都教育委員会, 2026e)。

報告書には、総合得点1000点のなかで各教科が何点ぶんにあたるかの表もあります。全教科の評定が5の生徒を例にした、概数の表です。

教科(1000点満点の内訳・概数)平成27年度まで(1.3倍)現行(2倍)
国語など5教科の1教科(当日140点+調査書)169163
うち調査書の分2923
音楽など実技4教科の1教科(調査書だけ)3846
実技4教科の合計153185

表の注には「選考の際は、教科単位では換算点の算出をしない」とあります(東京都教育委員会, 2026e)。実際の選考では、教科ごとに点を出すのではなく、さきほどの式で合計を一度に換算します。表は、重さの目安として読んでください。

この表から分かるのは、2倍にしても、実技1教科は総合得点の46点ぶんにすぎないということです。国語は163点ぶんあります。2倍は「実技を5教科より重くした」のではありません。「調査書のなかで、5教科より重くした」のです。当日のテストを含めた全体では、5教科のほうがずっと重いままです。

評定1の差は、当日点の何点分か

ここからは、こちらで計算します。式は上の要綱と別表4のとおりです(東京都教育委員会, 2026b)。

調査書点300点を65で割ると、評定の得点1点あたり約4.6点です。5教科の評定が1上がると約4.6点。実技の評定が1上がると、2倍なので約9.2点です。

これを当日のテストの素点に直します。当日の素点は1.4倍されて700点満点になります(東京都教育委員会, 2026a)。そこから計算すると、約4.6点は素点で約3.3点、約9.2点は素点で約6.6点にあたります。冒頭の「音楽の1は約6.6点、国語の1は約3.3点」は、この計算です。

評定が1上がる教科(計算)調査書点で当日の素点に直すと1000点に対する割合
国語・数学・英語・社会・理科約4.6点約3.3点約0.46%
音楽・美術・保健体育・技術・家庭約9.2点約6.6点約0.92%

当日の5教科は合計500点満点です。素点の約3.3点は、その中のほんの一部です。ただ、その数点の差で順位がどれだけ動くかは、受検者の点の散らばり次第です。散らばりは学校と年で違い、このページで調べた資料には載っていません。

もう1つ、比べる相手としてスピーキングテストがあります。AとBの差は4点です(東京都教育委員会, 2026a)。調査書点で見ると、5教科の評定1つ分(約4.6点)とほぼ同じ大きさです。

切り捨てで、差が4点にも5点にもなる

式の答えは、小数点以下を切り捨てます(東京都教育委員会, 2026d)。そのため、評定1の差は、もとの点によって4点になったり5点になったりします。5教科の評定1つは、約4.6点の「約」が実際には4点か5点に分かれる、ということです。実技も同じで、9点か10点になります。

計算例——国立・国分寺を受ける2人の場合

国立と国分寺は、第一次募集の行がまったく同じです。5教科で検査、評定は1倍と2倍、7:3、学力検査700・調査書300・スピーキング20(東京都教育委員会, 2026b)。ですから、次の計算はどちらの学校にもそのまま当てはまります。

基準として、9教科すべて4の人を置きます。評定の得点は、5教科が4×5=20、実技が4×4×2=32で、合計52です。調査書点は300×52÷65=240点。ちょうど割り切れます。

評定(計算例)評定の得点調査書点基準との差
9教科すべて4(基準)20+32=52240—
5教科の1つだけ5、ほかは421+32=53244(244.61…を切り捨て)+4
実技の1つだけ5、ほかは420+34=54249(249.23…を切り捨て)+9
9教科すべて525+40=65300+60

同じ「1つだけ5」でも、5教科なら+4点、実技なら+9点です。当日の素点に直すと、+4点は約2.9点、+9点は約6.4点にあたります。

次に、総合得点まで出してみます。この基準の人が、当日の5教科の素点で合計350点を取り、スピーキングテストがBだったとします。学力検査の得点は350×1.4=490点。調査書点240点とスピーキング16点を足すと、総合得点は746点(1020点満点)です。

この例で、もし音楽の評定が5だったら、総合得点は9点上がります。当日のテストでそれを取り返すには、素点で約6.4点が要ります。評定1つ分の差なら、当日の素点で数点です。ただし、評定の差が積み重なると大きくなります。9教科すべて4と、すべて5の差は60点、当日の素点で約43点分です。

自校作成校でも、調査書の扱いは同じか——同じです

国立と国分寺は、国語・数学・英語の問題を学校が自分で作る「自校作成校」です。問題が違うなら、点の数え方も違うのではないか。そう考える人もいると思います。原文で確かめました。

根拠は3つです。1つ目、別表7(自校作成校の一覧)が定めているのは、問題をどこが作るかだけです。国立・国分寺を含む10校は「自校で作成した学力検査問題3教科(国語、数学、英語)及び都立高校共通問題2教科(社会、理科)で行う」とあり、調査書や比率の記載はありません(東京都教育委員会, 2026c)。

2つ目、要綱の選考の条文(第2-10-1)には、自校作成校を別扱いする文がありません。例外として書かれているのは、芸術・体育の学科、7:3と10:0の高い方を使う学校、傾斜配点をする学校、エンカレッジスクールで、自校作成校はどれにも入っていません(東京都教育委員会, 2026a)。

3つ目、別表4の国立の行(111ページ)と国分寺の行(114ページ)は、どちらも「1倍・2倍・7:3・700・300・20」です。立川も同じです。2校の載っている表には、特定の教科の点を重くする「傾斜配点」の欄そのものがありません(東京都教育委員会, 2026b)。

つまり、自校作成で変わるのは、当日の国数英の問題の中身です。満点は各100点のままで、調査書点の計算は他の都立高校と同じです。問題の違いや過去問の入手先は、自校作成問題のページにまとめました。国立高校の行の全体は国立高校のページ、国分寺高校は国分寺高校のページを見てください。

「調査書を使わない」計算が選べる学校もある——令和9年度は3校

令和9年度には、7:3の原則から外れる学校があります。受検者ごとに、7:3で計算した合計と、10:0(調査書を使わない)で計算した合計を両方出し、高い方を使う方式です(東京都教育委員会, 2026a)。

別表4の脚注で確かめると、令和9年度の全日制の第一次募集でこの方式を使うのは、北園・武蔵野北・深沢の3校です(東京都教育委員会, 2026b)。令和8年度の要綱では、深沢1校でした(東京都教育委員会, 2025)。検討委員会は、不登校の経験などで調査書に不安を抱える生徒への配慮として、この方式を令和8年度に深沢で始めたと説明しています(東京都教育委員会, 2026e)。

国立と国分寺は、この方式の対象ではありません。7:3だけで計算します。ここで書いたのは、換算内申の決まりは「毎年同じ」とは限らない、という例としてです。志望校を決めたら、その年度の別表4の行と脚注を必ず確かめてください。

推薦の調査書点は、別の式です

推薦(推薦に基づく選抜)では実技を2倍にしません。評定を使う学校は9教科をそのまま足した45点満点で、要綱は「特定の教科の評定に比重をかけることは行わない」と定めています(東京都教育委員会, 2026a)(東京都教育委員会, 2026b)。配点と評定1の重さは推薦の配点表のページ、応募の多さの読み方は倍率のページです。

資料の読み方——どの資料の、何ページを開くか

このページの数字は、すべて東京都教育委員会の公開資料にあります。最新版で確かめるときは、次の順に開いてください。

知りたいこと資料見る場所(令和9年度版)
1000点・1020点・7:3・1倍と2倍入学者選抜実施要綱(本文)第2-10-1 選考(18〜19ページ)
65点・75点と換算の式別表4 実施方法一覧の表紙105ページ「学力検査に基づく選抜」の1
志望校の比率と満点別表4 の学校の行第一次募集の「教科の評定の扱い」「学力検査:調査書」「満点」の列
自校作成かどうか別表7223ページ
計算例と切り捨て冊子「都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」56ページ
2倍と7:3の理由入学者選抜検討委員会報告書39ページ(理由)、43ページ(教科ごとの重さの表)

別表4は横に長い表で、推薦・第一次募集・第二次募集が1行に並んでいます。換算内申に関係するのは、真ん中の「第一次募集」のかたまりだけです。右端の「第二次募集」は6:4で、国立・国分寺の行は学力検査600・調査書400になっています(東京都教育委員会, 2026b)。読み違えないよう、列の見出しを指でたどってください。

要綱は、令和8年度版が2025年9月、令和9年度版が2026年9月に出ています。冊子は要綱より早く、2026年7月1日に更新されています(東京都教育委員会, 2026d)。2つが食い違ったときは、要綱を正としてください。今回、両者の数字に食い違いはありませんでした。

この計算は、これから変わるのか

令和9年度の検討委員会は、2倍の計算方法の「妥当性」を議題にしました(東京都教育委員会, 2026e)。結論は出ておらず、引き続き検討するとしています。

報告書の「今後の取組の方向性」は、こう書いています。実技教科の評定の算出方法は「中学校の教育活動への影響が大きいことから、変更する場合には学力検査点と調査書点の比率等も含めた制度全体としての考え方を整理する必要がある」。そして「実施に当たっては周知期間も考慮しながら検討を進める」(東京都教育委員会, 2026e)。

別の論点として、学校ごとの特色に応じて特定の教科の評定に重みを付けることが有効かを聞いたアンケート(令和8年3月)もあります。都立高校217校では「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」が合わせて約7割、中学校53校では約75%でした(東京都教育委員会, 2026e)。2倍の是非そのものについては、中学校から「評定を2倍とする現行の制度は妥当」、高校から「現行の方法は効果がある」としつつ「学力検査を実施しない教科を1倍とする考え方もあり得る」という意見が載っています。

読者にとっての意味は1つです。今の中学3年生が受ける令和9年度は、要綱が出た時点で2倍と決まっています。中学1・2年生が受ける年度は、変わる可能性があります。毎年9月の要綱と、同じ時期に出る検討委員会の報告書を見ておけば、変化に気づけます。

このページの限界

  • 数字は令和9年度入学者選抜(2027年2月実施)の要綱・別表に基づきます。令和10年度以降は、比率・倍率・対象校が変わる可能性があります。
  • 評定1の差を「当日の素点の何点分」に直した数字は、こちらの計算です。都教委は教科ごとの換算点を選考に使わないと明記しており、実際の選考は合計で一度に換算します。
  • 国立・国分寺を受けた人の評定や当日点の分布、合否の境目の点は、このページで調べた都教委の資料には載っていません。評定1の差で順位がどれだけ動くかは、このページでは扱えません。
  • 評定そのものの付け方(観点別の評価のしかたや、学校による違い)は扱いません。このページは、評定が決まったあとの計算だけを書いています。
  • 推薦の配点は推薦の配点表のページ、倍率は倍率のページで扱います。

出典

なお、当サイトの運営者は、武蔵境駅北口で武蔵野個別指導塾(講師1名に生徒1名の完全個別指導)を運営しています。国立・国分寺から通う場合の所要時間と、向かない人は運営者についてに書きました。

このページのまとめ

  • 令和9年度の一般入試は、学力検査700点+調査書点300点+スピーキング20点の1020点満点です。
  • 調査書点は、5教科の評定×1と実技4教科の評定×2を足した65点満点を、300点に直します。小数点以下は切り捨てです。
  • 実技を2倍にするのは、授業時数では24%の実技4教科が、1.3倍の時代は総合得点の15%にとどまり、軽視が心配されたからです。
  • 評定1の差は、5教科なら当日の素点で約3.3点、実技なら約6.6点にあたります(こちらの計算)。
  • 国立・国分寺は自校作成校ですが、調査書の扱いは他の都立高校と同じです。
  • 2倍の計算方法は検討委員会で議論が続いており、変えるなら制度全体で整理し、周知期間も考慮して検討するとされています。

よくある質問

換算内申の65点は、どう計算しますか。

5教科で学力検査をする学校では、国数英社理の評定はそのまま、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定は2倍にして足します。満点は5×5+5×4×2=65点です。これを調査書点の満点(全日制は原則300点)に比例して直し、小数点以下は切り捨てます(東京都教育委員会, 2026b)(東京都教育委員会, 2026d)。

実技4教科は、なぜ2倍なのですか。

都教委の検討委員会は、中学3年の授業時数の24%を占める実技4教科が、1.3倍の数え方では総合得点の15%にとどまり、軽視される心配があったと説明しています。全教科が大切だというメッセージとして、平成28年度入学者選抜から2倍にしました(東京都教育委員会, 2026e)。

評定が1上がると、当日のテストの何点分になりますか。

こちらの計算では、5教科の評定1は調査書点で約4.6点、当日の素点に直すと約3.3点です。実技の評定1は約9.2点、素点で約6.6点です。実際は切り捨てがあるため、5教科で4点か5点、実技で9点か10点の差になります(東京都教育委員会, 2026a)(東京都教育委員会, 2026b)。

国立高校や国分寺高校のような自校作成校でも、調査書の計算は同じですか。

同じです。別表7が定めるのは国数英の問題を学校が作ることだけで、別表4の国立・国分寺の第一次募集の行は、評定1倍・2倍、7:3、学力検査700・調査書300・スピーキング20です(東京都教育委員会, 2026b)(東京都教育委員会, 2026c)。

1年生や2年生の通知表も、換算内申に入りますか。

入りません。要綱は、令和8年12月31日現在の中学3年生の評定を成績一覧表に書くこととし、3年生の1学期と2学期の成績を十分参考にするとしています(東京都教育委員会, 2026a)。